製造ラインの生産性を向上させるため、既設第二工場に増築し、より様々なニーズに対応できる新第二工場を計画しました。
計画地は既設敷地の東側と南側に隣接する二つの敷地であり、変電所から数多くの高圧線が敷地上空をまたがっている敷地条件下でした。平面、断面共に制約があるなか、合理的に敷地を活用し、トラックバース上部も組立エリアとして利用できるようキャンティレバーを採用し、面積を最大限確保しました。
増築構造する南側敷地は大通りに面しており、トラックバース上部のキャンティレバーとシンプルなカーテンウォールにより、工場らしさと事務所らしさを兼ね備えた新たな第二工場の顔となる外観デザインとしました。企業ロゴにも採用されている「赤」を建物の随所に施し、企業らしさを創出。また、事務所には木を基調にした温もりを感じる内装デザインとし、居心地よい明るい空間を目指しました。
