OUTLINE
茶の湯に息づく一期一会のこころ。その想いをこめてていねいに
和菓子の文化を伝える、心地よいもてなしの環境を創ります。
MISSION
源吉兆庵における世界の旗艦店(シンボル)を目指す
日本全国・海外に向けて、和菓子を製造・販売する和菓子の老舗、宗家 源 吉兆庵の店舗とカフェレストラン、さらに自社利用の事務所を併設した建物です。ニューヨーク、パリ、ロンドンなど世界の大都市に店舗を展開されているなか、日本の商業の中心地である銀座の中央通りで源吉兆庵における世界の旗艦店(シンボル)となることを目指します。
SOLUTION
日本の伝統的な手すき和紙による「行灯」
建築全体を日本の伝統的な手すき和紙による「行灯」のようなファサードにより日本のおもてなしの顔となる街・銀座に相応しい景色を彩るデザインとしています。和紙には重層された円形模様が施されています。避難バルコニーの反対側には和紙を貼らずに、シンプルなシンメトリーな建物デザインに見えるよう工夫しています。


SOLUTION
手すき和紙を中心に、和のイメージを統一
1階に和菓子店舗、2~5階にカフェレストランを配置しています。インテリアにも手すき和紙を随所に用い、木の素材感や形状・色彩のバランスに配慮して、和のイメージを統一しています。



VOICE
設計者の想い
手すき和紙は「建築空間に生きる和紙造形の創造」をテーマにされている和紙作家の堀木エリ子氏の製作によるものです。銀座は夜の建物の見え方が重要だとお考えである源吉兆庵社長共々、モックアップによる照明効果を確認して製作を進めました。夜間には「行灯」から和紙を透してもれる柔らかな光が街路照明となって中央通りを照らし、賑やかな銀座の景色を美しく彩ってくことを願っています。
