岡山から全国、海外に向けて和菓子の製造販売をする㈱源吉兆庵の店舗、美術館を併設した新本社ビルです。「伝統と先進の融合」をコンセプトとし、ガラスの透明感とカーテンウォールのシャープさで先進的なイメージを表現しながら、テラコッタールーバーによる「簾」や、中央の手すき和紙による「行灯」など、「和」のモチーフを大胆に取り入れ、日本の美を現代的に表現することを試みています。また西面カーテンウォールは、内部にLED照明を設置したダブルスキンとしています。省エネ技術を照明装置としても活用することにより、建築そのものがひとつの街路照明となり、都市の夜景に貢献する計画としています。
